ラサ・アプソは、チベット原産の小型犬です。
FCIでは、コンパニオン、トイ・ドッグの9グループに属しています。
あまり聞き慣れない犬種名「ラサ・アプソ」、ラサはチベットの聖都ラサ、アプソは山羊を意味するチベット語のラプソが転訛したといわれています。
(聖都ラサも山羊の土地という意味を持っています)
800年以上の歴史を有するといわれるこの犬は、チベット仏教寺院をはじめ、チベットの人々に愛されてきました。
また、歴代のダライ・ラマ法王は、中国の皇帝や貴族にラサ・アプソを献上していたといわれています。
犬種がラサ・アプソである定かでありませんが、乾隆帝が、チベットから献上された犬を気に入り、たいへん可愛がっていたという話があります。
中国への犬の献上は、ラストエンペラー愛新覚羅・溥儀が宣統帝となった1908年まで続きました。
(1908年、ダライ・ラマ法王が西太后に献上した犬は、シー・ズーだったといわれています)
性格は明朗快活。家族には忠実で愛情豊かであるが、自尊心、自立心があり媚びすぎず、きちんと自己主張ができる犬種です。
一方、見知らぬ者には素っ気無い事もあります。
よく唸る犬といわれていますが、決して意味もなく吠え続けることもなければ、唸って攻撃的というわけではありません。
(どんな犬種も飼い方次第であると思います)
|