HOME > THE LHASA APSO> 1901年のラサ・アプソ スタンダード
 
1901年 リオネル・モンタギュー・ジェコブ卿による ラサ・アプソについての解説

■頭部
非常にテリアに良く似ている。
頭蓋骨の幅は狭く目の後方に伸びている。平らでもなければ、アップルヘッドや、ドームヘッドでもない。
額は適度な長さでしっかりと目の前にある。
鼻は大きく突き出て尖り低くない。四角い鼻口部は好ましくない。
ストップのサイズはスカイテリアと、ほぼ同じである。

■口
顎はかなり水平。少し上顎が出ている方が、下顎が出ているよりも望ましい。
歯は、このサイズのテリアの歯より小さい。この点からして、この犬種の歯はかなり腐りやすいように思われる。
私は、輸入された中で、しっかりとした口を持っている者を今まで見たことがない。

■耳
頬の横に垂れている。垂れ耳のスカイテリアに似ている。

■目
パッチリした大きな目でもなければ、小さく隠れた目でもない。色は暗褐色。

■手足
四肢は真っ直ぐに伸びている。足が短い犬種は曲がっている傾向があり、真っ直ぐであればあるほどに良い。
骨はしっかりとしている。毛が多いので足の骨が太く見えるが、実際はそうでもない。
骨は丸く、つま先まで、しっかりとしていて関節が少ないほど良い。
後肢の膝はしっかりと下がっている。
足は丸く猫のようなしっかりとした肉球がある。

■体
イギリスにおいては、先端部が水平で後方部が短い傾向にある。素晴らしい例は腰が少しアーチしていて後部は、それ程、短くはないこと。
肩から臀部までは、キ甲の高さよりも長い。腰は強くしっかりしていて太股は良く発達している。

■尾
尾の位置は高く、チャウチャウのように背中に伸びている。チベットの犬の尾は全てこのような尾であり、もし下がっているならば混血の可能性がある。

■毛
長く非常に豊かで重みがある。頭の毛は長く伸び両頬に垂れ下がっている。
足は、つま先まで毛に覆われている。
ヨークシャー・テリアのように体の毛は地面まで届かず、地面との間に僅かに隙間がある。
毛の見た目は硬く真っ直ぐ力強く見えるが触ると柔らかい。しかし絹のようではない。
毛はストレートで、カールしていない。

■色
ブラック、ダークグリズル、スレート、サンディ、または白地にこれらの色の混合色

■体格
肩の高さ(足からキ甲)牡は、約25~28cm
牝は、約23~25cm
 
 
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